うつ病にかかってしまったら、どうやって治療していけばいいの?

うつ病?と思ったら、早めの受診を!

ストレス社会といわれる現代は、うつ病患者が急増しています。うつ病に至るまでの経緯は人それぞれですが、多くは仕事や家庭でのストレスが原因となっています。ただ、仕事でのミスなど、マイナスな理由ばかりが原因ではないのです。一見おめでたい出来事、例えば、結婚や昇進などがきっかけでうつ病を患ってしまうケースもあるのです。結婚や昇進などによって、それまでの環境が変わるために、心理的なストレスが増えるからです。環境が変われば、そこに新たなストレスが生まれます。ですから、どんな人でもうつ病にかかる可能性はあるのです。本来人間は、時間が経てば、自分なりに心のケアができます。しかし、悩みや心配事が長く続くと、心身に変化がみられるようになります。不眠やイライラ、焦燥感、やる気が出ないといった症状です。これらの症状が2週間以上続く場合は、注意が必要です。うつ病や抑うつ状態になっている可能性が高いです。そのまま放置しておくと、心の状態は悪化しく一方です。ですから、異変を感じたら、できるだけ早く精神科や心療内科を受診しましょう。

どんな治療をしていくの?

うつ状態やうつ病と診断された場合、主に2つの治療を行います。心理療法と薬物療法です。基本的に診察では、主治医がうつ病に至るまでの経緯などについて親身に聞いてくれます。どんな環境にいたのか。どんな悩みがあったのか。今辛いことは何か?などについて質問します。病院では、患者さんのプライバシーを第一に考えています。ですから、言いにくいことがあっても、できるだけ伝えるようにしましょう。その方が対処法が早く見つかります。治療では、医師との信頼関係が最も重要です。心理療法では、医師による診察がメインとなります。その他には、カウンセリングや認知行動療法といった治療法もあります。一方、薬物療法では、医師から処方された薬を飲んで治療をしていきます。患者さんの話を聞いた医師が、症状に合わせて有効な薬を処方してくれます。まれに、薬によって副作用が出る場合があります。しかし、徐々に緩和されてきますので心配はいりません。ただ、途中で勝手に薬を飲むのをやめたりしないでください。もし副作用が酷い場合は、まず医師に相談しましょう。殆どの場合、2週間から3週間程度で効果が出てきます。焦らず長い目で治療することが大切です。

注目されている認知行動療法

うつ病の治療法で注目されているものがあります。それは認知行動療法です。認知行動療法って何?と思われた方のために、まずは簡単に説明をします。人は、何かあった時に、感情や考えが自然と頭に浮かびます。これを自動思考といいます。例えば、人に嫌みを言われたとしましょう。多くの人はイラっとするでしょう。そんな言い方は酷い!と思うかもしれません。また、私の発言が不快な気持ちにさせてしまったのだと落ち込む人もいるでしょう。このように同じ出来事でも人によって感じ方は違います。もし、その出来事によっていつまでも落ち込んだり、悩んだりするようなら、考え方を修正する必要があります。認知行動療法は、考え方を見直すことで、落ち込んでいる気持ちを和らげてくれます。実際に、認知行動療法でうつ病の症状が改善したという例も多いのです。最近では関連本も出ており、自分でも気軽に実践できます。医師のアドバイスを受けながら、一度試してみてはいかがでしょうか。

うつの診断を受けるには精神科や神経科に行くことが大切です。この2つの科であれば基本的な原因究明まで全て対応可能です。